ローカルガイド
2026年03月09日
”サッポロ生ビール黒ラベルTHEBAR”
大人を旅する不思議なエレベーター。
このお店に訪れるときは毎回そんな気持ちになる。
GINZA PLACEの綺麗なエレベーター。地下1階のボタンを押す。
束の間、私は東京という街から切り離される。
バーカウンター方式の店内は立食スタイル。
ビールは一人2杯までサクッと飲んでサクッと2軒目へ。
それが大人の飲み方だ。
『サッポロ生ビール黒ラベル』のフラッグシップ店であり、
特殊なカランで注ぐパーフェクトなビールが私のお気に入り。
初めてのお客さんには注ぎ方の説明がある。
その説明を横目に、私はいつものパーフェクトを注文。
備長炭カシューナッツなるものがあったのでそちらも。
もはや泡が目視できないほどのきめ細かい泡。
文字通りクリーミーな泡を、一気に飲み干すのが最高の時間。
備長炭カシューナッツはしっかりと塩気が効いていて、とてもビールにあう。
カシューナッツ本来の甘さがまた良くて、
パクパクと食べていたらすぐにビールが無くなる。
いや、これ2杯だけは酷だって。いやいや私は大人なのだ。我慢我慢。
2杯目はファースト。
今はほとんど見ないスウィングカランで注ぐ。
泡を後から注げる現代のカランとは違い、ビールサーバーが普及し始めた戦後から広く使われるようになったとされているカランだ。
あえての退化。ただこの歴史を飲むという感覚がたまらない。
同じビールとは思えないワイルドな味わい。
泡は相変わらずきれいなのだが、パーフェクトの後だと気泡を感じる。
味わいもどこか鉄っぽさを感じる。
これを雑味ととらえてもいいが、ビールといえばの風味だったり、
つまみとの相性を考えると、ファーストの方が好みだったりもする。
乾杯をもっと美味しく。
ビールの注ぎ方の違いでここまでも味わいが違うと、自然と会話が盛り上がる。
人と楽しく話す時間こそが、食事をもっと美味しくする魔法なのかもしれない。
とりあえず私は乾杯できる相手を探さないとな。
ちなみに一人飲みの人とグループの人の比率は半々くらい。
おひとりさまも良かったら心の中で私と乾杯しましょう。
それではごちそうさまでした。
とても美味しかったです。