ビールにアルコールの製造過程からご解説 ビールのアルコール「度数」についてご解説
このコンテンツでは、ビールのアルコールの秘密や度数についてご解説致します。
なぜ、ビールにアルコールが含まれているのか
酵母の働きで原料を発酵させて造るアルコール飲料を「醸造酒」と言います。ビールの他にも、ワインや日本酒も同じ「醸造酒」です。同じ「醸造酒」の発酵方法でも、アルコール発酵に必要な糖が果汁にもともと含まれていて、果汁と酵母だけで造られるワインは「単発酵」、お米のデンプンを麹菌の酵素で糖に分解しながら、同時に酵母で発酵を行う日本酒は「並行複発酵」と呼ばれています。
ビールは単行複発酵で作られる
ここでビールの仕込工程からアルコール発酵までのおもな流れをご説明致します。
まずは、「酵素の活性化」。主原料の大麦を麦芽にする製麦工程を行い、麦芽中の酵素を活性化させます。この工程により原料を糖化させる準備が整います。
次に、「酵素の作用で糖を増やす」。麦汁を作る仕込工程において麦芽の酵素が作用し、原料に含まれるデンプンが糖に変わります。このようにして、アルコール発酵に必要な糖の量を増やしていきます。
そして、「酵母を加えてアルコール発酵」。必要量の糖が含まれた麦汁に酵母を加えると、糖は酵母の働きによりアルコールと炭酸ガスに分解されます。これがビールの原型で「若ビール」と呼ばれます。
以上のように、デンプンを糖にするための工程が、酵母のアルコール発酵とは別々に行われるため、ビールの発酵方法は「単行複発酵」と言われます。
ビールのアルコール「度数」「%」
アルコール表記で目にするものに、「度数」と「%」があると思います。言い方は異なりますが、どちらも同じです。お酒に含まれるエチルアルコールの割合を示す数値であり、日本酒や焼酎では度が使われることが一般的です。また、ワインやビールでは%が使われることが多いです。
ビールと他のお酒とのアルコール度数比較
ビールのアルコール度数は平均5%程度が多く、黒ラベルのアルコール度数も5%です。ワインはアルコール度数が10%〜15%程度のものが多く、またウイスキーが40%〜55%程度となっています。
結論、単純にアルコール度数だけで比べるとビールはアルコール度数が低いアルコール飲料です。ですが、ビールの爽快感や飲みやすさから、他のアルコール飲料に比べて「量」を飲めてしまうのもビールです。食事と一緒にゆっくりと楽しみ、適度な飲酒を守って楽しくビールライフをお過ごしください。
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2021年5月15日